自動ドア利用者(通行者)の安全確保のために
全国自動ドア協会(JADA)は自動ドアを利用する通行者の安全性の向上を図るために「自動ドア安全ガイドライン(スライド式自動ドア編)を策定いたしました。自動ドアは設置環境がさまざまなため、安全性の確保は自動ドア自体の対策では不十分であり、建物の計画を行う建築業者・発注者・自動ドア製造者・販売者・点検整備者、および建物管理責任者それぞれにおいて安全に対する配慮が必要となります。下記に安全ガイドラインの内容を抜粋してご説明いたします。

※自動ドア安全ガイドライン(JADA B 0005−2005)は2005年3月31日に制定、2006年4月1日以降分より適応されています。
※ドアの総質量が方引きで150kg未満、引分けで(150kg×2枚)未満のスライド式自動ドアに適応されます。
保守契約に加入した場合のメリット
「保守契約制度」のご案内

自動ドアは出入りの激しい、建物の顔というべき大切なところに設置されています。
そのために私どもは保守契約制度を設け、自動ドアのアフターサービスと管理に万全を期しております。定期保守による機器の点検・消耗部品の取替え整備により、機器の寿命を延ばし、常に安定した作動を維持し安心してご使用いただけます。

@定期的に点検を行うため、不具合を最小限に止める事ができます。
消耗部品等の早期の点検清掃等により不意の故障を防止することができます

A定期的な点検・整備を行うことにより、耐用年数が延びます。 
いつも良好な状態を保つ事により、消耗部品の損傷を低減でき、耐用年数 が伸びます。

B万一の故障の際には、優先的且つ迅速にお伺いします。 
出張費、技術料は保守料金に含まれます
お客様の自動ドア部品を常に在庫しておりますので、緊急時に迅速な対応が 可能す。

C契約された自動ドアは『設備賠償責任保険』が付保されます。 
所有者者の使用、管理上の不備が原因で第三者が損害を被り、賠償責任が発生した場合、当社が加入している保険が適用されます。
挟まれ防止対策
自動ドアは毎日使われるものです、機械的・電気的消耗に対し、定期的な点検や調整・部品交換を行い、常に良好な状態を維持することが安全性確保のため第一歩です。

点検整備等の実施
建物管理者は自動ドアを安全に使用するために定期的な点検・整備(年4回推奨)を行うことが重要です。点検整備は専門の技能者に行わせて、その報告を受けてください。改善事項を提案された場合や点検・整備結果が「安全ガイドライン」や「マニュアル」等に照らして適切でなかった場合には、早期に対策を行う必要があります。
※本図の起動検出範囲は、ガイドラインに定められた方法で測定した値です。
なお、光線反射式センサーの検出範囲は、検出対象物である人の衣服の色や大きさ、およびセンサーの設置環境等の諸条件によって異なります。

※タッチスイッチ等の人為操作方式の起動センサーを使用する場合は、自動ドアを複数の人が続けて通行する場合の安全性を確保するために、自動検出方式のセンサーを併用して設置します。
衝突防止対策

起動センサーの検出範囲
幅方向では、有効開口幅+左右各々150mm以上とします。
進行方向の寸法は、ドア中心より1,000mm以上とします。
自動ドア建具での計画
 安全ガラスの採用 ガラス飛散の危険性を低減する強化ガラスまたは合わせガラスを採用することが望ましい
 衝突時のリスク低減 ドアは極力軽量化を図り、鋭利な金属の角を排除することが望ましい
 引き込まれ防止 手や腕の引き込まれを防止するため、ドア面は格子などを避けひっかかりがない状態が望ましい。
自動ドア周辺での計画
@全開時に戸先かまちと方立の間に30o以上の隙間を設ける。
Aドア付タッチスイッチと方立の間に
30o以上の隙間を設ける。
B全開時に戸尻とたて枠または壁との間に
30o以上の隙間を設ける。
Cドア走行時に手や腕が引き込まれないように、ドア面は格子などを避け
引っ掛かりがない形状とすることが望まれる。
 周囲のスペースの確保 通行者の障害となる人溜まりなどできないよう、ドア周辺のスペースを可能な限り確保する。
 適切な通行動線の確保 通行動線上に障害物がないこと。場合によっては防護柵を設ける等の工夫を図ることが望ましい。
 視認性の確保 ドアの存在や注意・警告表示などが認識できるよう、明るさ視認性を確保する。
 すべり、つまずき対策 雨水の浸入防止し、床にはつまずかないよう段差や障害物を設けないようにする。
 有効開口幅 車椅子の通る開口部では900o以上。それ以外では800o以上が望ましい。
 戸袋側への配慮 戸袋側にいるひとにドアが接触することを防ぐため、防護柵を設ける等、配慮することが望ましい。
 指挟み防止の配慮 全開時に指や手が挟まれることを防ぐため、ドアと方立やたて枠などに隙間を設けることが望ましい。

建物管理者へのお願い
自動ドアの安全性を高めるには、建物の計画段階で建築設計者や発注者の方々に、自動ドアの設置場所や通行状態に応じて適切な仕様を検討のうえ、決定していただく必要がありますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
建築設計者・発注者様へのお願い
自動ドア警告表示ラベル
■開閉速度と開放タイマ
病院や公共施設などの場合は、閉じ速度をより遅くすることで、障害者や高齢者、子供連れの方などが利用する際の安全性が高まります。また、開く速度を遅くすることで、戸袋側での接触事故の恐れが低減されます。
開閉速度と開放タイマは下表を目安に設定されます。
   オフィスビル  病院・公共施設
 開き速度  500mm/秒以下   400mm/秒以下
 閉じ速度   350mm/秒以下   250mm/秒以下
 開放タイマ  1〜5秒  可能な限り長く
■ドア走行部の「立ち止まり」などによる挟まれ防止対策のため、ドア走行部とドア直近の人の存在を検出して解放するセンサー(分離型または一体型)を設置します。
D維持管理費の予算化が可能です。 
 定期的に点検を行いますので、部品交換や修理にかかる費用が前もって把握することができます。
 フルメンテナンスのお客様は年間保守料金以外に自動ドア装置の修理費は発生しません。